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観束・マクレー・ハーツ 編

この子は私の館に勤めている執事

​今年で14歳になるから私と歳は近い

人見知りだけど、何故か私には

マシンガンの様にお話してくる

​そこがまた可愛い所なんだけどな///

「あ!お嬢様!!

 僕と一緒に紅茶を飲みませんか?

 実は今朝ダージリンの

 ファーストフラッシュが

 手に入ったんです!

 レモンイエローや淡いオレンジの色合い

 若葉のような香りと爽やかな風味・・・

 香りを楽しむには最高のっ・・・

 はっ!?

 申し訳ございません!お嬢様!!

 僕、また自分の事ばっかり・・・」

「大丈夫だよ、私もマク君のお話楽しいよ

 でもごめんね、今ちょっと忙しいんだ」

「わぁ!ありがとうございます!!

 お嬢様!!

 またお暇な時にお話しましょうね♪

 あ!そうです!作業をなさるなら

 イングリッシュブレックファーストを

 お持ち致しましょう!

 一般的には朝食に眠気覚ましとして

 珈琲感覚で飲まれる紅茶でして・・・

 あ!・・・申し訳ございません!

 僕・・・また・・・」

「あはは、う~ん、じゃあ

 今度一緒にどこかお出かけしましょう

 そこでゆっくりお話しましょ」

「はい!でしたら

 歌舞伎を見に行きましょう!

 お嬢様のお暇な時にお呼び下さい!!

 それでは僕は紅茶を入れてきますね♪」

なんか危なっかしい所があって

いつも慌ただしくて

でもなんだか愛おしくて

憎めないし、もっと傍でお話してたいって

そう思える

明日はどんなお話、聞かせてくれるのかな?

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